IIDX昔話です。
語彙力が足りないやつらが紡いだ
楽しかったあの頃の話です。
他の地方、他のジャンル、他の世代の人には
伝わらないかもしれないですが
関西のオッサンが巣食うスポーツ新聞業界には
春の風物詩があります。
『バースの再来』
めっちゃざっくり言うと
昔阪神タイガースにバースという
神選手が助けに来てくれて幸せになったので
今でも毎年ファンはそれを夢見てる。
なので大体連れてきた助っ人は
最初「バースの再来や!」って騒ぐ。
(大概悲しくなるハズレなんだけど)
そういう風物詩というか儀式があります。
昔、IIDXにもそれに似た出来事があったのです。
◆◆◆
時はIIDX14GOLD、15DJTの頃。
15年前ぐらいのお話。
12HAPPY SKYで冥が登場し……実際はほとんど誰も冥を出せなかったので
13DistrteDで冥がIIDX界隈をざわつかせた少し後の時代。
GOLD稼働初期(うろ覚え)、
突然こんな話が挙がったのです。
「クルクル☆ラブやべぇぞ!前半は冥の道中レベルだ!」
確かに☆10にしてはかなり強烈な密度。
BPM185で16分、単押しでないノーツ群が暫く降り注いだ。
この頃、実際本当に「冥道中レベル」の曲はほとんどなかった。
☆12にしても密度高いものはBPM150前後中心、
他もV、レイジ、蠍火、フェイクなどなどなど
速度と物量で殺すというよりは特異性で潰されるようなもの多数。
引き合いに出るとしたらワンモアぐらい?だったのです。
・そんな時代だった
・全体的なプレイヤースキルもまだ低かった
(確かREDぐらいまでWR参加者HYPERが一番多い曲多数だった)
・証拠が上がりにくい時代だったのでまぁ皆踊らされやすかった
なので私含めた一般ピープルレベルは阿鼻叫喚。
「マジで冥レベルやんけ!」
「HARD絶対無理」
「腕爆発した」
「ランプ付かなくてキレそう」
「でも後半楽だから☆10だろ」
「妹なのにー」
……この騒ぎは皆が冷静になるまで続いたのでした。
それから半年だか1年。
four pieces of heavenで同じような騒ぎになったものの……
そっちは本当に難しかったのと
Do it!! Do it!!とかアニサキスとか
妙に話題性がある曲が多かったのでちょっと規模は小さかった。
「冥レベル」との騒ぎが強烈に記憶に残ったのはその二曲。
EMPRESS辺りからはB4Uリミやお菓子など
イってしまった感があるので
希少価値ではしゃぐ時代は終わりを迎えてしまったのでした。
◆◆◆
実力も語彙も検証力も低かった「俺達」だったからこそ生まれた
荒唐無稽なから騒ぎ。
良い時代だったかはわからないが
悪い時代ではなかったですよ。
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